こんにちは!!
皆さん「有機栽培」と「無農薬栽培」の違いってご存じでしょうか??
実は曖昧だったりしますよね。
農薬を使っていないから安全そう・・・etc的な
実は「有機栽培」と「無農薬栽培」には明確に違いがあります!
今回はそんな「有機栽培」と「無農薬栽培」の違いをご紹介致します。
そして「有機栽培」の落とし穴もご紹介致します。
【有機栽培って何?】
まずは有機栽培についてです。
有機栽培とは何か??それは厳密に法律で定義されています。
その法律がこちら!!
『有機農業推進法』
この法律では有機栽培とは
「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」
とされております。
定義を簡単にまとめると
①化学合成した肥料・農薬を使わない
②遺伝子組換え技術を使わない
③環境にやさしい
この3つをクリアした作物が「有機栽培」された作物です。
そして日本で有機農作物として販売する為には、
「JIS規格」による検査に合格しなければいけません。
つまり「有機栽培」の作物とは・・・
「化学合成した肥料不使用」「遺伝子組み換え技術不使用」「環境にやさしい」の3つのポイントをクリアして「JIS規格」の検査に合格した作物です。
【無農薬野菜って何?】
次に無農薬野菜についてです。
無農薬野菜とは何か・・・実は何も定義がされていないです。
つまり、「一切農薬を使用してない」のか「農薬の使用を少なくしている」のか定義がない為、判断が出来ません。
そして現在は「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」によって「無農薬」として作物を販売することは禁止されています。
つまり「無農薬栽培」の作物とは・・・
「無農薬」の定義がされていない為「農薬を使用していない」のか「農薬が少ない」のかが不明な作物です。
【落とし穴!有機栽培でも農薬は使える】
ここまでのお話で「有機栽培」は「JIS規格」の検査にも合格している為、安心だと思いますよね。
そんな「有機栽培」ですが実は農薬が使えます!!
JAS認定の31種類の農薬であれば使用が可能です!!
つまり「有機栽培」と記載があっても「無農薬」ではない可能性があるのです。
【何を選べばいいの??】
「有機栽培」は農薬を使っている可能性があるし・・・
「無農薬」はどんなものかわからないし・・・
どんな作物を選べば良いかわからなくなってきます。
ここからは私の持論を2つお話致します。
安心、安全を追求したければ「信頼できる農家」を見つける事です。
良い作物を作ろうと頑張っている農家さんは沢山います。
そういった農家さんから作物が直接購入することが安心できますよね。
そしてもう一つが「自分で作物を作る」です。
プランターなど省スペースで出来る栽培もあるので自分で安全な作物を作る。
それも選択肢としてあっても良いかもしれないですね。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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