【植物のお話】たい肥の違いについて

こんにちは！

今回は先日の地力の話に続きです。

地力のお話はこちらから↓↓↓

今回はたい肥の違いについてお話します。

まずは結論から・・・・

ひとまず迷ったら牛ふんたい肥をいれれば良いです。

それでは詳しくお話いたします。

たい肥ってなに？

代表的なたい肥：牛糞たい肥・馬糞たい肥・バークたい肥

たい肥は大きく分けて「草食動物の糞」「木の皮（バーク）を主とする」ものに分けることができます。

どちらも土壌を改良してくれて、地力アップにはかかせないものです。

草食動物の糞系たい肥

草食動物の糞系のたい肥の代表は「牛糞たい肥」「馬糞たい肥」です。

鶏糞・豚糞はたい肥よりも肥料に近いので注意です。（たくさん与えると肥料焼けします）

牛糞・馬糞ともに土壌改良に効果的です。しかし少し違いがあります。

牛糞たい肥の1番の特徴はたい肥のなかで1番安い事です。

その為、こだわりがない方は牛ふんを選べば問題なしです。

馬ふんたい肥は牛糞たい肥よりも少し高価です。

馬ふんたい肥と牛糞たい肥の大きな違いは栄養分の残り具合です。

馬ふんたい肥のほうが栄養価が高いです。

馬は牛に比べて咀嚼（ソシャク）＝噛む回数が少ないので糞に栄養が残ります。

その為、馬ふんたい肥のほうが牛糞たい肥よりも栄養が残っているのです。

栄養が残っているということは植物の成長にも効果的ということです。

木の皮（バーク）を主とするたい肥

代表的なもの：十勝バーク・草取りしらずの敷き詰めたい肥

バークたい肥は動物の糞と比べて栄養価がありません。

また、分解されるまでに時間がかかります。

その為、個人的には夏場はマルチング、雑草対策として野菜畑の通路などに敷き詰めて秋に畑に混ぜ込むことをお勧めしたいと思います。（雑草対策にはなかなか効果的ですよ）

注意点：石灰と同時期に混ぜ込むとアンモニアガスが発生することがあるので時期をずらして撒きましょう。

①たい肥は作物を植える1週間から2週間前に与えましょう

②未熟たい肥は熱を持っているので与えてはいけません。

ホームセンターで売っているものは完熟しているので大丈夫ですよ。

コンポストで作成したものや個人のつてで購入したものは注意が必要です。

たい肥は地力をあげる為に必ず必要なものです。

今までたい肥を入れたことが無い方、何をあげたら良いかわからない方

まず、牛ふんを入れてみましょう。1坪に20Lを目安にまぜこめばOKです。

その他こだわればたくさん良いたい肥があります。

ただ一番大切なことはたい肥を入れることです。

地力アップの為にまずたい肥をいれてみましょう。

それでは良い園芸ライフを！

たけちゃんでした。