【レモンバームの育て方】北海道での栽培方法

こんにちは!
今回はレモンバームについてご紹介いたします。
レモンバームは、レモンに似た爽やかな香りが特徴のハーブです。リラックス効果や気分の向上に役立つとされ、ストレス緩和や不眠解消に効果的です。
新鮮な葉をサラダや飲み物に加えて利用したり、乾燥させてハーブティーとしても利用できます。

そんなレモンバームの「育て方」から「病害虫対策」「収穫方法」「増やし方」までをご紹介いたします。

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特徴

適応性が高い

レモンバームは適応力が高く、色々な環境条件下で生育することが可能です。
特に水はけが良く「日当たりの良い場所」を好みます。
耐寒性に優れていて、冷涼な気候でも屋外で越冬することが可能です。(北海道でも越冬可能です!)

すぐに成長する

レモンバームは急速に成長し広がります。
栽培する際はその拡散力に注意が必要です。根を伸ばして新しい芽を出すことにより、短期間で大きな範囲に広がることが特徴です。
このため、他の植物に影響が出ないように「鉢植えでの栽培」や、地植えする場合は「根の拡散を制限する」必要があります。

育て方

 種まき・植え付け時期

  • 種まき:北海道では、霜の心配がなくなった春の遅めの時期「5月下旬」が適しています。種の「発芽適温は20度前後」で種まき後「約2週間で発芽」します。
  • 苗の植え付け時期:苗の植え付けも「5月下旬から6月上旬」が適しています。生育適温は「15度~20度」です。

土づくり・植え付け場所

  • 土作り: 土壌は水はけが良く肥沃なものが適しています。腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌を改良し、排水性と通気性を高めます。
  • 植え付け場所: 日当たりが良く、水はけの良い場所を選びます。レモンバームは直射日光を好みますが、猛暑日に直射日光が当たると葉焼けを起こしてしまうため、午後は半日陰になる場所がおすすめです。

プランター栽培におすすめの土

水やり

  • 水やり: 土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。根腐れを起こす可能性がある為、過剰な水やりは注意しましょう。

冬期管理

  • 冬越し: レモンバームは耐寒性に優れており、冬季も植えたままで冬越しをします。地上部の葉は枯れますが根が生きているため翌年、新たな芽を出します。

注意点

レモンバームは、とても繁殖力が強く周りの植物を飲み込んでしまいます。そのため、レモンバームを栽培する時はプランターでの栽培をおすすめします。
露地で栽培する場合は根が広がるのを防止する必要があります。

繁殖力が強いのでプランターでの栽培がおすすめ!
油断すると庭がレモンバームに浸食されてしまいます。

病害虫対策

害虫

  • アブラムシ:小さく、通常は緑色や黒色の害虫で、植物の汁を吸います。葉や若い茎に群がり、植物の成長を妨げることがあります。石鹸水や市販の殺虫剤を使用します。

おすすめの殺虫剤


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病気

  • うどんこ病:葉に白い粉を吹いたような斑点が現れる病気です。葉の光合成能力が低下し、植物の成長が抑制されます。感染した葉を取り除き、通風を良くすることで予防できます。必要に応じて、適切な殺菌剤を使用します。
  • 根腐れ: 過湿で発生しやすい病気で、根が腐り始め、植物が枯れます。水やりを控えめにし、排水性の良い土壌を使用することで予防できます。既に発症してしまった場合は、植物を取り出し、腐った根を取り除いた後、新しい土に植え替えます。

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増やし方

株分け

株分けは、成長したレモンバームの株を分割して新しい株を作る方法です。これは春または秋に最適な時期に行います。

  1. 準備: 分けたいレモンバームの株を掘り上げます。
  2. 分割: 根を傷つけないように、手でやさしく株を2つ以上に分けます。各部分には、健全な根と成長点が含まれている必要があります。
  3. 植え付け: 分けた株を新たに準備した場所に植え付けます。十分に水やりをして、根が新しい土にしっかりと定着するようにします。

挿し木

挿し木は、既存の植物から切り取った茎の一部を用いて新しい植物を育てる方法です。夏が最適な時期です。

  1. 茎の選択: 健康で新しい成長を示している茎を選び、長さ10cm程度の部分を切り取ります。
  2. 準備: 切り取った茎の下部の葉を取り除きます。
  3. 挿し木: 準備した茎を湿らせた園芸用土に挿します。根が出るまで土を湿らせた状態を保ちます。
  4. 定着: 根がしっかりと発根したら、必要に応じて植え替えます。

最後に

レモンに似た爽やかな香りが特徴がありリラックス効果や気分の向上に役立つとされ、ストレス緩和や不眠解消に効果的なレモンバームについて紹介しました。
繁殖力が強く簡単に栽培しやすく耐寒性にも優れていますが、繁殖力が強すぎるために他の植物を浸食してしまう弱点もあります。

植える場所を注意して栽培を楽しんでみてください。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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