【春の準備】溜まった雪を解かす!畑に使える融雪剤

こんにちは!
今回は畑の雪を早く溶かしたいそんな時にどの融雪剤を使用すれば良いかをご紹介致します。

融雪剤と一括りで言っても様々な種類があります。
その中には「畑で使用することができない」ものもあります。

ずばり畑で使用できる融雪剤は「融雪タンカル」「くんたん」です。
この2種類の融雪剤の「特徴」「使い分け」「使用上の注意点」についてご紹介致します!!


氷を解かすのにおすすめの融雪剤については↓こちらでご紹介しています。

【春の準備】氷を解かすのにおすすめ!融雪剤について

畑に使用できる融雪剤はこれ!


畑の雪を解かすのに使用できる融雪剤は「融雪タンカル」「くんたん」です。
この融雪剤の特徴は『色が黒い』『塩を使っていない』ことです。
塩を使用すると畑に「塩害」が出てしまうため作物に影響が出ます。
 ※その為、塩カルは使用できません。
融雪剤を使用して雪が解ける仕組みは下記の通りです。

①雪の上に黒いもの(融雪剤)が撒かれる 
      ↓ 
②融雪剤が太陽の熱をたくさん吸収
      ↓
③散布した箇所が温かくなるので雪が解ける

つまり、雪の表面を黒くして太陽の熱を吸収して雪を解かす仕組みです。

融雪タンカルの特徴

融雪タンカルの特徴をご紹介致します。
融雪タンカルの特徴は下記の通りです。

①アルカリ性(酸性土壌を好む植物を植える時は注意)
②重い(風で飛びにくい)

それでは説明致します。

  1. アルカリ性:融雪タンカルは石灰岩を粉砕して、カーボンなどで黒く着色したものです。
    石灰岩を粉砕しているため、園芸用の石灰と同様にアルカリ性です。その為、賛成を好む植物を植える時には注意が必要です。しかし「過剰に意識する必要はない」ので多量に散布するのを注意する程度で良いです
    散布時に注意が必要な植物:ブルーベリー、つつじなど
  2. 重い:融雪タンカルはくんたんと比べて重量があります。その為、散布時に風に飛ばされる事がないというメリットがあります。しかし、重量が重い為広い範囲に散布するのには適していないというデメリットもあります。

 

くんたんの特徴

次にくんたんの特徴をご紹介致します。
くんたんは、もみがらを炭化させた融雪剤です。
くんたんの特徴は下記の通りです。

①アルカリ性(酸性土壌を好む植物を植える時は注意)
②軽い
③土壌改良剤としての効果がある
それでは説明致します。
  1. アルカリ性:くんたんもアルカリ性です。その為、酸性土壌を好む植物を栽培する時は注意が必要です。しかしこちらも融雪タンカルと同様に「過剰に意識する必要はございません」
  2. 軽い:くんたんの特徴はとても軽いです。その為、広い範囲に散布する時の作業性が高いです。しかし、散布時に風に飛ばされやすいというデメリットがございます。
  3. 土壌改良剤としての効果がある:くんたんには土壌の通気性を良くして保水性を高める効果があります。その為、雪解け後は散布したくんたんが土壌改良を植物が育ちやすい環境に整えてくれます。


散布時の注意点

タンカル・くんたんを散布をより効果的に散布するために注意点をご紹介致します。
注意点はこちらです。
散布後に雪が降ると効果がなくなってしまう。(天気予報を要チェック!)
タンカル・くんたんは「雪の表面を黒くする」ことで雪を解かす融雪剤です。
融雪剤を散布した後で降雪があるとせっかく黒くした雪面がまた白く戻ってしまいます。
その為、融雪剤を散布する際は「天気予報のチェックが必要」です。
 
天気予報をチェックして晴れが続いている日を選んで散布することが融雪剤の効果を最大限発揮するポイントです。

最後に

春が近づくと問い合わせが増えるのが融雪剤です。
これは雪深い北国ならではなのだと思います。
効果的な方法で融雪剤を使用して、雪解けを速めてください。

北海道の短い夏を長く楽しむためにお役に立てれば幸いです。

コメント

  1. […] 【春の準備】溜まった雪を解かす!畑に使える融雪剤 […]

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